トリシティ125 | CVTの変速比と加速・最高速 [113km/h SE82J型 2014年]

このページでは、トリシティ125 [2014/09モデル]が搭載しているCVTの変速比(プーリー比)と駆動力、エンジン回転数と最高速(トップスピード)との関係をシミュレーションしています。

変速比(プーリー比)と加速と最高速のステキな関係

ヤマハ [トリシティ125]
SE82J型 124cc [11.0PS/1.00kgm]
純正ギヤの繋がりイメージ
ギヤ変速比Shift-up
回転数
100kmh
回転数
9000rpm
での速度
[速度差]
1速2.361
[22.507]
-2374037.9
[ - ]
2速0.794
[7.569]
30207980112.7
[+74.8]
Fin9.533タイヤ外径503mm
レシオカバレッジ2.974

さて、SE82J型トリシティ125の変速機にはレシオカバレッジ2.974という、加速の力強さと最高速の伸びのバランス加減がほどよいCVTが採用されています。

これを速度の面から見てみると、CVTの変速比のLow側(2.361)の最高速37.9km/hから、Hi側(0.794)の最高速112.7km/hまでの速度を、エンジン出力と走行負荷に応じて変速比を無段階かつ連続的に変化させながら速度を上乗せしていく格好になります。

一覧表の変速比欄の下にある[]で囲まれた数値は、それぞれの変速比と一次減速比1.000および二次減速比9.533を掛けた総減速比を表記しています。

また「Shift-up回転数」は、たとえば1速ギヤで9000rpmまで回して2速ギヤにシフトアップした際に、1速ギヤと2速ギヤのステップ比(0.336)から考えると9000rpmから3020rpmまで落ちますよ、というものです。

ステップ比が大きくてシフトアップ後に回転が落ちすぎてしまい、パワーバンドを大きく外すような場合には、9000rpmより上まで回したほうが加速の雰囲気が良くなるでしょうし、逆の場合は早め早めのシフトアップが結果的に功を奏す、かもしれません。

最高出力が発生する9000rpmにおいて、High側の変速比0.794での速度は112.7km/h、時速100kmでの回転数は7980rpmになります。

また、最高出力が発生する回転数よりは低い回転数で時速100kmに到達できますが、かなりレブリミットに近い回転数まで回りますので、長時間の運転は少し厳しいかもしれません。

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巡航時の回転数を比較的簡単に下げる方法としては、タイヤの外径を大きくする(ファイナルギヤを高くするのと同じ効果)ことで劇的に!とはいきませんが、多少は下げることが可能です。


レブリミットと最高速|9000rpm以降の速度


5500
rpm
9000
rpm
9900
rpm
10800
rpm
11700
rpm
1速23.237.941.745.549.3
2速68.9112.7124.0135.3146.6
PS10.617.3719.120.822.6

最高速度に大きく関係するのは最高出力ですが、変速比とタイヤ径、そしてエンジン回転数を抜きにして語ることはできません。

エンジンのレブリミット(何回転まで回るのか)については、エンジンの仕様や制御方法によりけりで多種多様すぎますので、ここでは単純に最高出力が発生する9000rpmを基準として、1割増の9900rpm、2割増の10800rpm、3割増の11700rpmまで回ったとしたら、このくらいの速度になりますよ、という一覧表を作ってみました。(5500rpmは最大トルク発生回転数)

※エンジンのレブリミットは最高出力が発生する9000rpmより若干高い回転数に設定されますが、エンジンの出力は9000rpmをピークとして以降は低下する一方ですので、9000rpm以降も加速できるかどうかは未知数です。実際の最高速は走行抵抗と出力が釣り合った時点の速度になります。

オレンジ色に着色してある欄には、それぞれの回転数での平均ピストン速度を記してあります。この速度はエンジンの回転数上限を左右する要素のひとつとされ、9000rpmでの17.37m/sから回転数が増すごとに速くなり、11700rpmでは22.6m/sになります。


巡航時によくある速度での回転数

ギヤ40kmh60kmh80kmh100kmh120kmh
1速950014240189902374028490
2速31904790639079809580

ここでは1速から2速までのそれぞれのギヤごとに、それぞれの速度でどのくらいエンジンが回っているのかを調べてみます。

2速ギヤの場合、40km/hでは3190rpm、60km/hでは4790rpm、高速道路によくある80km/hでは6390rpm、100km/hでは7980rpm、制限速度が120km/hになると9580rpmまで回す必要が生じます。


5500rpmと9000rpmの駆動力とトルクウェイトレシオ

最大トルク1.00kgm|車両重量152kg
ギヤ5500rpm
駆動力とTWR
9000rpm
駆動力とTWR
差分
1速89.5kgm
[1.70kg/kgm]
78.8kgm
[1.93kg/kgm]
-10.7
[+0.23]
2速30.1kgm
[5.05kg/kgm]
26.5kgm
[5.74kg/kgm]
-3.6
[+0.69]
PWR19.74kg/PS13.818kg/PS-5.92

エンジンから発生する最大トルク1.00kgmは、ギヤを介して減速する(回転数を落とす)ことで、まるで倍々ゲームのごとく増大して最終的には元の何十倍、何百倍にもなります。

たとえば1速ギヤの場合、エンジンの軸トルク1.00kgmが1速ギヤを介して2.361倍に、さらに一次減速比と二次減速比で9.533倍に、そしてこれをタイヤの半径で割ると最終的な駆動力は89.5kgmになるという寸法です。

このエンジンは9000rpmで11.0PSを発生しますから、その時点での軸トルクは0.88kgm、同じ要領で計算すると最終的には78.8kgmになります。

基本的にはこの数値が大きいほど地面を蹴って進もうとする力が強く、5500rpmと9000rpmとの落差が小さいほど高回転域でのトルクの低下が少ない、つまり加速感が持続すると言えるかもしれません。

[]内の数値は、最大トルク発生時(1.00kgm/5500rpm)での各ギヤの駆動力を、車両重量の152kgで割ったトルクウェイトレシオで、最小は1速ギヤの1.70kg/kgmとなっています。

この1.70kg/kgmという数値は決して速い部類ではありませんが、いつ何時でも身の危険を感じずに済む穏やかな性格はライダーに安心と信頼を、そして安全運転の実績を授けてくれます。

ちなみに、自動車のサイトで集計した1速ギヤTWRの平均が1.60kg/kgmでしたので、「何人たりとも俺の前は走らせねえ!」などと言いながら無理に前に出ようとはせず、慌てず騒がずのんびりと、より一層の安全運転を心がけると良さそうです。


SE82J型トリシティ125 2014/09モデルの各種スペック詳細ページ

主要諸元
主要諸元と年間の維持費、燃費と航続距離

エンジン
エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

タイヤ
タイヤサイズ変更と加速力&最高速の変化

通知表
さまざまな性能評価の数値と偏差値&順位
【ギヤ比編】同車名または同型式の車種一覧
トリシティ125
SEC1J型
(2018/01)
12.0PS
1.20kgm
43.6km/L
35.6万円