フェザー8 | 779cc直列4気筒エンジンの性能とPWR [106PS/8.4kgm 2015年]

このページでは、フェザー8 [2015/01モデル]が搭載している直列4気筒779ccエンジンの諸元と出力、体重とパワーウェイトレシオの関係をシミュレーションしています。

エンジンの各種諸元と性能曲線図

ヤマハ [フェザー8]
779cc [106PS/8.4kgm]
簡易エンジン性能曲線図
簡易エンジン性能曲線図
エンジン種類
排気量
直列4気筒
779cc
最高出力106PS
8000rpm馬力93.8PS
最大トルク8.4kgm
10000rpmトルク7.6kgm
リッター換算馬力136.1PS/L
リッター換算トルク10.8kgm/L
単気筒容積194.7cc
1気筒あたり馬力26.5PS
1気筒あたりトルク2.1kgm
平均ピストン速度17.9m/s
Bore/Stroke比0.79

ここからはエンジンの諸元から見えてくる出力特性を調べてみます。

上の図は最高出力が発生する回転数でのトルクと最大トルク、最大トルクが発生する回転数での馬力と最高出力とを線で繋いで折れ線グラフにしただけの簡易的なエンジン性能曲線図です。

これでは中間域の具合や10000rpm以降の馬力、トルクの落ち込み加減を知ることはできませんが、8000rpmでの最大トルク発生後、回転が高まるにつれてトルクが極端に落ちるのか、それともなだらかに下降するのかを知るくらいには使えるかもしれません。

エンジンのパワーバンドを最大トルクの8000rpmから最高出力の10000rpmまでの2000rpm(比率では20.0%)とすると、二輪車のエンジンとしては標準的な広さで、低中高とバランスのよい優等生的な性質を予感させます。

パワーの出方としては、最大トルク8.4kgmを生じる8000rpmでは、最高出力の88.5%となる93.8PSを、最高出力106PSを生じる10000rpmでは、最大トルクの90.5%となる7.6kgmの出力を得られます。

排気量1リットルあたりの出力は馬力が106PS/0.779Lで136.1PS/L、トルクが8.4kgm/0.779Lで10.8kgm/Lとなっています。これは二輪車に搭載されるエンジンの出力としてはなかなか高い部類ですが、馬力一辺倒ではなく日常での使いやすさもある程度考慮されているエンジンだと言えそうです。

ちなみに、直列4気筒779ccエンジンの単気筒容積は194.7ccで、この排気量を持った各気筒それぞれが26.5PS、2.1kgmを発生させています。

直列4気筒エンジンの最高出力ランキング

ストローク長が53.6mmであるこのエンジンの場合、平均ピストンスピードは10000rpmのとき17.9m/sで、これは二輪車のエンジンとしては平均よりやや速い部類です。また上限を20.0m/sとしたときの最高回転数は11190rpmになります。

1000cc以下の平均ピストンスピード ランキング

このエンジンのボアは68.0mmですので、エンジンの特性を大まかに決定づけるボアストローク比は0.79のショートストローク型(ストローク量がボア径より小さい)となり、排気量と気筒数が同一のロングストローク型に比べて、高回転域のキレが持ち味であるとされます。


ボアアップによる排気量増と圧縮比

ボア排気量圧縮比B/S比
68.0mm778.6cc
-
12.00.79
68.5mm790.1cc
[+11.5cc]
12.20.78
69.0mm801.7cc
[+23.1cc]
12.30.78
69.5mm813.3cc
[+34.7cc]
12.50.77
70.0mm825.1cc
[+46.5cc]
12.70.77
70.5mm836.9cc
[+58.3cc]
12.80.76
71.0mm848.8cc
[+70.2cc]
13.00.75

エンジンの排気量はボアとストローク、気筒数によって決まり、圧縮比は排気量と燃焼室容積によって決まります。

ここでは実際に可能かどうかは別として、純正ピストンの68.0mmから+0.5mm刻みで+3.0mmまでのオーバーサイズピストンを組むと、排気量がノーマルの778.6ccからどのように変化するかを調べてみました。

これを見るに、ピストン径が0.5mm大きくなると排気量が約11.5ccずつ大きくなり、+3.0mmの71.0mmまでボアアップすると848.8ccまで拡大(ノーマル比+9.0%)されます。

続いて燃焼室容積が17.7ccのまま変化しないと仮定したとき、ピストン径が+0.5mm大きくなるごとに圧縮比が12.0から約0.16ずつ高まっていき、同時にノッキングのリスクも高まっていきます。

1000cc以下の圧縮比が高いバイク ランキング

ストローク長が53.6mmのままボアを広げていくと、ボアストローク比(B/S比)は0.79から次第に小さくなっていき、元よりショートストローク型だった特性がさらに強まって、高回転スペシャルの様相を呈してきます。

※ナンバー付き車両でボアアップおよびストロークアップにより排気量を増大させた場合は、改造申請をして認可を受ける必要があります。また、せっかく排気量を増大させても、対応する免許を未取得であれば公道で乗ることができなくなりますのでご注意ください。


体重とパワーウェイトレシオのアヤシイ関係

PWR 2.03kg/PS | 49位/全839件
体重PWR増加
体重40kg2.41kg/PS+0.38kg
体重45kg2.45kg/PS+0.42kg
体重50kg2.50kg/PS+0.47kg
体重55kg2.55kg/PS+0.52kg
体重60kg2.59kg/PS+0.56kg
体重65kg2.64kg/PS+0.61kg
体重70kg2.69kg/PS+0.66kg
体重75kg2.74kg/PS+0.71kg
体重80kg2.78kg/PS+0.75kg
体重90kg2.88kg/PS+0.85kg
体重100kg2.97kg/PS+0.94kg

さて、自動車と同じくバイクにおいてもパワーウェイトレシオは速さの指標としてよく使われています。

自動車ではもともとの車重が重いので、人間が1人2人乗ったところで目が飛び出るほどには変わりませんが、自動車に比べて車重が軽く、最高出力も小さめなバイクとなると話は別です。

最高出力が106PSで車両重量が215kgであるフェザー8の場合、バイク単体では2.03kg/PSですが、たとえば車両総重量を決める際の基準である体重55kgの人が乗ると2.55kg/PS(+0.52kg)に、100kgの人では2.97kg/PS(+0.94kg)にまで悪化してしまいます。

同好の士と仲睦まじくサーキット走行しているとき、前に出てやろうと愛馬にムチを入れても埒が明かない。こんなときは「同じバイクのはずなのにどうも遅い…壊れてるんじゃあ…」などとバイクのせいにしたくなりますが、ちょっとお腹周りを眺めて見るとその答えが見つかりそうです。

PWRの優劣が速さの絶対的な指標ではありませんが、自動車のサイトで調べたパワーウェイトレシオの平均が9.52kg/PSでしたので、体重55kgの人が乗車した場合であっても自動車の平均を遥かに下回ります。それどころか運動性能に特化したスポーツカー、スーパーカーを相手に堂々の立ち回りができそうです。


フェザー8 2015/01モデルの各種スペック詳細ページ

主要諸元
主要諸元と年間の維持費、燃費と航続距離

No Data

No Data

通知表
さまざまな性能評価の数値と偏差値&順位
【エンジン編】同車名または同型式の車種一覧
XJR1300C
-
(2015/06)
98PS
11.1kgm
-
98.3万円
ハヤブサ1300
-
(2006/01)
175PS
14.1kgm
-
98.3万円
KSR-II
KMX80B型
(2000/05)
10.0PS
0.95kgm
63.0km/L
98.3万円
KSR-I
MX050B型
(2000/05)
7.2PS
0.65kgm
71.0km/L
98.3万円
XV1900CU
-
(2017/01)
97PS
17.0kgm
-
98.3万円
XVS1300CU
-
(2016/01)
72PS
10.5kgm
-
98.3万円
YZF-R1
-
(2015/01)
200PS
11.5kgm
-
98.3万円
XJ6 Diversion
-
(2015/01)
78PS
6.1kgm
-
98.3万円
XJ6 Diversion-F
-
(2015/01)
78PS
6.1kgm
-
98.3万円
XT1200Z
[Super-Tenere]
-
(2014/01)
112PS
11.9kgm
-
98.3万円