スズキ ZZのスペックと維持費 [2000年 CA1PB型 | 49cc/7.2PS | CVT]

このページではスズキの1人乗りスクーター、ZZ [2000/04モデル]の基本的なカタログスペックの紹介と、年間10000km走行での年間維持費、燃費の変化とガソリン代の関係をシミュレーションしています。

CA1PB型ZZのエンジン性能と特性・タイヤサイズ変更については、ページ下部にあるリンク先をご覧ください。

CA1PB型ZZ 2000年モデルの基本スペック

CA1PB型ZZの諸元

画像はスズキ株式会社より引用
車両型式BB-CA1PB
お値段189,000円
備考車重は概算値 [乾燥重量79kg]
排気量単気筒49cc
最高出力7.2PS[5.3kW]/7000rpm
最大トルク0.76kgm[7.5Nm]/6500rpm
30kmh燃費54.0km/L
全長幅高1775mm/635mm/1060mm
面積&体積1.127m²/1.195m³
地上&座面155mm/760mm
車両重量84kg
タイヤ前:100/80R12 後:110/70R12
ブレーキ前:ディスク 後:ドラム

エンジンの排気量が49ccであるCA1PB型ZZは、道路運送車両法では第一種原動機付自転車(50cc以下/原付一種)、道路交通法では原動機付自転車に属し、運転するためには原動機付自転車免許を取得していなければならず、初回3年、以降2年毎の車検を受ける必要がありません。

高速道路やバイパスなど自動車専用道路を通行することはできませんが、概ね車体が安く、小排気量ゆえに燃費が良く、税金が安く、任意保険も自動車保険の特約を使えるなどお財布へのダメージの少なさは特筆すべきものです。

エンジンの最高出力は7.2馬力、最大トルクは0.76kgmで、出力だけで見れば扱いやすい安寧なパワーの心地よさが魅力です。

車体の大きさは全長1775mm/全幅635mm/全高1060mmで、最低地上高は155mm、乗れるか乗れないかを決定付ける最重要項目、足つき性を左右するシート高は760mmとなっています。

760mmのシート高はバイクとしては平均的な良くある高さなので、これに跨って足が余るようなら上のクラスも視野に入れても良いですし、届かないようならもっと股下にフレンドリーなバイクを探してみるのも一興です。

このサイトに登録してある全839車種のデータから見たお値段と車体の大きさ、車両重量の位置付けを調べてみますと、お値段としては「お求めやすいバイク」に、駐車する際に必要となる全長1.775m×全幅0.635mの面積は1.127m²で「小粒で可愛らしい車体」になります。

この1.127m²で車両価格を割ってみますと16.8万円/m²となり、坪単価(1坪は3.30579m²)に換算すると55.5万円になります。これを東京都にある市区町村の平均地価(2016年時)に照らし合わせてみますと、八王子市の土地を1坪買えるくらいの金額です。

また全長1.775m、全幅0.635m、全高1.060mの3要素を掛けた体積の1.195m³で車体の大きさを評価してみますと、全体では839車種中の478位の大きさ、50cc以下クラスでは145車種中の40位となる大きさです。

50cc以下クラスの車体が大きいバイク ランキング

馬力とトルク、重量あたりのコストパフォーマンスを見てみますと、1馬力当たりのお値段は26250円で全839車種中の599位、トルク1kgmあたりのお値段は248684円で555位、車両重量1kgあたりのお値段は2250円で71位となっています。


1年間のランニングコスト

年間10000km走行時の想定維持費
項目区分金額
軽自動車税50cc以下2000円
重量税なし0円
自賠責保険原付4935円
10000km走行燃料代34720円
タイヤ交換費用/2本10000円
2サイクルオイル費用10000円
任意保険料25000円
年間合計金額86655円

二輪車の維持費は自動車に比べれば身構えるほどではないにしろ、それでも一応の目安は欲しいものですので、ガソリン価格が150円/Lで年に10000km走行すると仮定した場合の想定維持費を計算してみます。

燃料代は道路事情や運転の仕方によって大きく変動しますが、ここでは燃費を30km/h定地走行燃費の70%である37.8km/Lとして年間34720円、タイヤの持ちも千差万別で難しいのですが、10000kmで交換するとして年間10000円としています。

エンジンオイルは5000kmごとに年2回の交換で10000円とし、任意保険料は年齢や等級、補償内容(特に車両保険の有無)によって異なりますが年間25000円として計算しました。

上記の条件での年間維持費は86655円となり、維持費としては安めですが最安でもないことから、「安いからじゃない、好きで乗ってるんだ!」という矜持を得られます。

ちなみに、年間走行距離を5000kmとした場合、各種税金や保険料の合計は31935円で変わりませんが、燃料代は半額の17360円になり、タイヤの摩耗とオイルの消費も半分とすると10000円になりますので、維持費は10000km比で27360円安い59295円まで下がります。

燃費と航続距離と燃料代

比率30km/h
燃費
航続距離10000km
燃料代
120%
[+20%]
64.8km/L337.0km23150円
[-4630]
110%
[+10%]
59.4km/L308.9km25250円
[-2530]
100%54.0km/L280.8km27780円
90%
[-10%]
48.6km/L252.7km30860円
[+3080]
80%
[-20%]
43.2km/L224.6km34720円
[+6940]
70%
[-30%]
37.8km/L196.6km39680円
[+11900]
60%
[-40%]
32.4km/L168.5km46300円
[+18520]
50%
[-50%]
27.0km/L140.4km55560円
[+27780]

CA1PB型ZZの30kmh燃費は54.0km/L、燃料タンクの容量は5.2Lですので、この2つを使うことで航続距離を計算でき、燃費とガソリン価格(150円/Lと仮定)を使うことで10000km走行の燃料代を計算できます。

カタログ燃費の54.0km/Lで走行できるとした場合、ガス欠になるまで走ったときの航続距離は280.8kmで、10000km走行での燃料代は27780円になります。

実際には運転の良し悪しや都市部での渋滞、山坂道の有無によって燃費はダイナミックに上下しますので、54.0km/Lの120%燃費から50%燃費までを10%刻みで変化させて計算したものも作ってみました。

航続距離については燃費が伸びれば距離も伸び、悪化すれば距離も短くなりますが、ガソリン代については「燃費が10%悪化すると燃料代も10%負担増!」という単純なものではなさそうです。

たとえば、もしカタログ燃費の120%(64.8km/L)で走行できれば、10000kmを走行するのにかかる燃料代は23150円で済みますし、燃費が50%悪化して27.0km/Lになると、27780円から55560円にまで跳ね上がってしまいます。

1km走行コストと月間&年間コスト

ガソリン1リットルの価格を150円、燃費を54.0km/Lとした場合の1kmあたりの走行コストは2.8円となっています。たとえば職場や学校など目的地までの距離が5kmなら14円を、10kmなら28円を、20kmなら56円を、30kmなら84円を、50kmなら140円を、お財布から零れ落としながら走ってゆくイメージです。

距離/日費用/日月20日年換算
5km14円280円3360円
10km28円560円6720円
20km56円1120円13440円
30km84円1680円20160円
50km140円2800円33600円

月に20日間使用するとした場合の月間走行コストは、日々の走行距離が5kmであれば月間100km走行して280円、10kmなら200km走行して560円、20kmなら400km走行して1120円、30kmなら600km走行して1680円、50kmなら1000km走行して2800円という金額がかかります。

月20日で1年間使用した場合の年間走行コストは、日に5kmであれば年間1200km走行して3360円、10kmなら2400km走行して6720円、20kmなら4800km走行して13440円、30kmなら7200km走行して20160円、50kmなら12000km走行して33600円かかる計算になります。

せっかく維持費の安さにかけては右に出るものがないほどなのですから、「1円でも無駄な出費はしないぞ!」という高い志を持ってエンジンオイルや空気圧管理の基本メンテナンスをこなし、ベアリングやチェーンの劣化にも気を配って、燃費に対する意識の高さを世に示したいものです。

ふと自分探しの旅に出ようと思い立ち、1万円札を1枚握りしめて家を飛び出したとき、どこまで遠くへ行けるかを計算してみますと、燃費が37.8km/L(実燃費を定地走行燃費の70%と仮定)、ガソリン1リットルが150円の時勢では往復前提なら1260.0km(不帰の片道切符なら2520.0km)で、これは東京駅前発とすると長崎県佐世保市の神崎鼻(本土最西端)あたりまで行くことができる距離になります。
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