ST250 E-type | 110/90R18のタイヤ外径とサイズ変更 [NJ4CA型 5MT 2014年]

ここではNJ4CA型ST250 E-typeの純正リヤタイヤである110/90R18のタイヤ幅を100mmから120mmまで、扁平率を80%から100%までの間で増減させ、外径(直径)の変化からなる最高速と駆動力の変化を調べています。

タイヤサイズ変更と最高速および1速ギヤ最大駆動力の変化

スズキ [ST250 E-type]
NJ4CA型 249cc [19PS/2.2kgm]
18インチのままタイヤ幅と扁平率を変更
扁平-10mm
100mm幅
純正
110mm幅
+10mm
120mm幅
80
扁平
100/80R18
外径617mm
[-38mm]
114.9kmh
[-7.1kmh]
174.4kgm
[+10.1kgm]
110/80R18
外径633mm
[-22mm]
117.9kmh
[-4.1kmh]
170.1kgm
[+5.8kgm]
120/80R18
外径649mm
[-6mm]
120.9kmh
[-1.1kmh]
165.8kgm
[+1.5kgm]
85
扁平
100/85R18
外径627mm
[-28mm]
116.8kmh
[-5.2kmh]
171.7kgm
[+7.4kgm]
110/85R18
外径644mm
[-11mm]
119.9kmh
[-2.1kmh]
167.1kgm
[+2.8kgm]
120/85R18
外径661mm
[+6mm]
123.1kmh
[+1.1kmh]
162.8kgm
[-1.5kgm]
90
扁平
100/90R18
外径637mm
[-18mm]
118.7kmh
[-3.3kmh]
168.9kgm
[+4.6kgm]
110/90R18
外径655mm
[0mm]
122.0kmh
[0.0kmh]
164.3kgm
[0.0kgm]
120/90R18
外径673mm
[+18mm]
125.3kmh
[+3.3kmh]
160.0kgm
[-4.3kgm]
95
扁平
100/95R18
外径647mm
[-8mm]
120.5kmh
[-1.5kmh]
166.3kgm
[+2.0kgm]
110/95R18
外径666mm
[11mm]
124.1kmh
[+2.1kmh]
161.6kgm
[-2.7kgm]
120/95R18
外径685mm
[+30mm]
127.6kmh
[+5.6kmh]
157.1kgm
[-7.2kgm]
100
扁平
100/100R18
外径657mm
[+2mm]
122.4kmh
[+0.4kmh]
163.8kgm
[-0.5kgm]
110/100R18
外径677mm
[+22mm]
126.1kmh
[+4.1kmh]
158.9kgm
[-5.4kgm]
120/100R18
外径697mm
[+42mm]
129.8kmh
[+7.8kmh]
154.4kgm
[-9.9kgm]

一覧表にある各欄の上段はタイヤサイズとタイヤの外径を、中段は最も高いギヤ比での最高速を、下段は1速ギヤでの最大駆動力で、それぞれの下にある[]内は純正サイズ時との差を記しています。

ピンク色に着色されている欄は純正タイヤサイズ、緑色は純正タイヤの外径655mmとの差が上下3%以内にあるもの、オレンジ色は差が+3%を超え+5%以内にあるもの、水色は-3%を超え-5%以内にあるものです。

さて、タイヤ幅や扁平率を変更すると、それに伴ってタイヤの外径が変化し、外径が変化すると円周長(タイヤが1回転したときに進む距離)が変化します。

最高速の場合、エンジン回転数の上限が7500rpm、トランスミッションの最も高いギヤ比が0.818、一次減速比×二次減速比がとすると、計算上の最高速を左右するのは先の円周長になります。

駆動力の場合、エンジンの最大トルクが2.2kgm、1速ギヤのギヤ比が、一次減速比×二次減速比がとすると、計算上の駆動力を左右するのはタイヤの半径です。

小さいタイヤに交換すると…?

極端な例として、外径が617mmで最も小さい100/80R18タイヤでは、最高速が純正タイヤ時の122.0km/hから114.9km/h(-7.1km/h)まで下落し、速度あたりの回転数が上がります。(例:時速100kmでの回転数が6150rpmから6530rpmに)

その代わり駆動力が純正タイヤ時の164.3kgmから174.4kgm(+10.1kgm)に増加するので、特にゼロ発進時において加速の力強さにウットリできることでしょう。

大きいタイヤに交換すると…?

外径が697mmで最も大きい120/100R18タイヤでは、最高速が122.0km/hから129.8km/h(-7.1km/h)まで増加し、速度あたりの回転数が下がります。(例:時速100kmでの回転数が6150rpmから5780rpmに)

しかし駆動力が164.3kgmから154.4kgm(-9.9kgm)に下落することで加速が弱々しくなり、格下を相手に血眼になってシグナルグランプリ、なんてことになったりします。

タイヤサイズに限らずギヤ比でもそうですが、「最高速を取るか、加速力を取るか…」という二律背反にさんざん難儀したあとに、「やっぱり純正がナンバーワン!サイズ変更なんて最初から必要なかったのよ!」というのは良くある話です。

18インチからのインチダウン&インチアップ

18インチから17インチにインチダウン
扁平-10mm
100mm幅
純正
110mm幅
+10mm
120mm幅
80
扁平
100/80R17
外径592mm
[-63mm]
110.3kmh
[-11.7kmh]
181.7kgm
[+17.4kgm]
110/80R17
外径608mm
[-47mm]
113.2kmh
[-8.8kmh]
177.0kgm
[+12.7kgm]
120/80R17
外径624mm
[-31mm]
116.3kmh
[-5.7kmh]
172.4kgm
[+8.1kgm]
85
扁平
100/85R17
外径602mm
[-53mm]
112.1kmh
[-9.9kmh]
178.8kgm
[+14.5kgm]
110/85R17
外径619mm
[-36mm]
115.3kmh
[-6.7kmh]
173.9kgm
[+9.6kgm]
120/85R17
外径636mm
[-19mm]
118.5kmh
[-3.5kmh]
169.2kgm
[+4.9kgm]
90
扁平
100/90R17
外径612mm
[-43mm]
113.9kmh
[-8.1kmh]
175.9kgm
[+11.6kgm]
110/90R17
外径630mm
[-25mm]
117.4kmh
[-4.6kmh]
170.8kgm
[+6.5kgm]
120/90R17
外径648mm
[-7mm]
120.7kmh
[-1.3kmh]
166.1kgm
[+1.8kgm]
95
扁平
100/95R17
外径622mm
[-33mm]
115.9kmh
[-6.1kmh]
172.9kgm
[+8.6kgm]
110/95R17
外径641mm
[-14mm]
119.4kmh
[-2.6kmh]
167.8kgm
[+3.5kgm]
120/95R17
外径660mm
[+5mm]
123.0kmh
[+1.0kmh]
163.0kgm
[-1.3kgm]
100
扁平
100/100R17
外径632mm
[-23mm]
117.7kmh
[-4.3kmh]
170.3kgm
[+6.0kgm]
110/100R17
外径652mm
[-3mm]
121.4kmh
[-0.6kmh]
165.1kgm
[+0.8kgm]
120/100R17
外径672mm
[+17mm]
125.2kmh
[+3.2kmh]
160.1kgm
[-4.2kgm]
18インチから19インチにインチアップ
扁平-10mm
100mm幅
純正
110mm幅
+10mm
120mm幅
80
扁平
100/80R19
外径643mm
[-12mm]
119.8kmh
[-2.2kmh]
167.3kgm
[+3.0kgm]
110/80R19
外径659mm
[+4mm]
122.7kmh
[+0.7kmh]
163.3kgm
[-1.0kgm]
120/80R19
外径675mm
[+20mm]
125.8kmh
[+3.8kmh]
159.4kgm
[-4.9kgm]
85
扁平
100/85R19
外径653mm
[-2mm]
121.6kmh
[-0.4kmh]
164.8kgm
[+0.5kgm]
110/85R19
外径670mm
[+15mm]
124.8kmh
[+2.8kmh]
160.6kgm
[-3.7kgm]
120/85R19
外径687mm
[+32mm]
128.0kmh
[+6.0kmh]
156.6kgm
[-7.7kgm]
90
扁平
100/90R19
外径663mm
[+8mm]
123.5kmh
[+1.5kmh]
162.4kgm
[-1.9kgm]
110/90R19
外径681mm
[+26mm]
126.9kmh
[+4.9kmh]
158.0kgm
[-6.3kgm]
120/90R19
外径699mm
[+44mm]
130.2kmh
[+8.2kmh]
154.0kgm
[-10.3kgm]
95
扁平
100/95R19
外径673mm
[+18mm]
125.3kmh
[+3.3kmh]
160.0kgm
[-4.3kgm]
110/95R19
外径692mm
[+37mm]
128.8kmh
[+6.8kmh]
155.6kgm
[-8.7kgm]
120/95R19
外径711mm
[+56mm]
132.4kmh
[+10.4kmh]
151.4kgm
[-12.9kgm]
100
扁平
100/100R19
外径683mm
[+28mm]
127.2kmh
[+5.2kmh]
157.5kgm
[-6.8kgm]
110/100R19
外径703mm
[+48mm]
130.9kmh
[+8.9kmh]
153.1kgm
[-11.2kgm]
120/100R19
外径723mm
[+68mm]
134.7kmh
[+12.7kmh]
148.8kgm
[-15.5kgm]

最高速、駆動力ともに傾向としては純正タイヤ時と同じく、タイヤが小さくなれば最高速が落ちて駆動力が上がり、大きくなれば最高速が伸びて駆動力が落ちます。

しかしホイールサイズが変わると、タイヤ幅が増減するよりもダイレクトにタイヤの外径に影響してきますので、その傾向も顕著に表れるようになります。

※車種によってはタイヤ幅、扁平率、ホイールのインチアップ、インチダウンなど、外径が大きく変わるものに交換すると、スピードメーター誤差が過大となって車検に合格しなかったり、速度超過に陥る場合もありますのでご注意ください。


NJ4CA型ST250 E-type 2014/04モデルの各種スペック詳細ページ

主要諸元
主要諸元と年間の維持費、燃費と航続距離

エンジン
エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

ギヤ比
ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

通知表
さまざまな性能評価の数値と偏差値&順位
【タイヤ編】同車名または同型式の車種一覧
ST250 E-type
NJ4AA型
(2004/01)
20PS
2.2kgm
55.0km/L
48.5万円
ST250
NJ4AA型
(2003/12)
20PS
2.2kgm
55.0km/L
48.5万円
グラストラッカー ビッグボーイ
NJ4DA型
(2014/06)
19PS
2.1kgm
48.0km/L
48.5万円
グラストラッカー ビッグボーイ
NJ4BA型
(2004/04)
20PS
2.2kgm
55.0km/L
48.5万円
グラストラッカー
NJ4DA型
(2014/08)
19PS
2.1kgm
48.0km/L
48.5万円
グラストラッカー
NJ4BA型
(2004/04)
20PS
2.2kgm
55.0km/L
48.5万円