RG125ガンマ | F166型124cc単気筒エンジンの性能とPWR [22.0PS/1.70kgm 1995年]

このページでは、RG125ガンマ [1995/10モデル]が搭載しているF166型の単気筒124ccエンジンの諸元と出力、体重とパワーウェイトレシオの関係をシミュレーションしています。

F166型エンジンの各種諸元と性能曲線図

スズキ [RG125ガンマ]
NF13A型 124cc [22.0PS/1.70kgm]
F166型エンジンの簡易性能曲線図
F166型エンジンの簡易性能曲線図
エンジン種類
排気量
単気筒
124cc
最高出力22.0PS
9000rpm馬力21.4PS
最大トルク1.70kgm
10000rpmトルク1.58kgm
リッター換算馬力176.6PS/L
リッター換算トルク13.6kgm/L
平均ピストン速度16.9m/s
Bore/Stroke比0.90

ここからはF166型エンジンの諸元から見えてくる出力特性を調べてみます。

上の図は最高出力が発生する回転数でのトルクと最大トルク、最大トルクが発生する回転数での馬力と最高出力とを線で繋いで折れ線グラフにしただけの簡易的なエンジン性能曲線図です。

これでは中間域の具合や10000rpm以降の馬力、トルクの落ち込み加減を知ることはできませんが、9000rpmでの最大トルク発生後、回転が高まるにつれてトルクが極端に落ちるのか、それともなだらかに下降するのかを知るくらいには使えるかもしれません。

エンジンのパワーバンドを最大トルクの9000rpmから最高出力の10000rpmまでの1000rpm(比率では10.0%)とすると、やや狭いながらも高回転をキープしてスイスイ走る楽しさを味わえそうな雰囲気です。

パワーの出方としては、最大トルク1.70kgmを生じる9000rpmでは、最高出力の97.3%となる21.4PSを、最高出力22.0PSを生じる10000rpmでは、最大トルクの92.9%となる1.58kgmの出力を得られます。

排気量1リットルあたりの出力は馬力が22.0PS/0.124Lで176.6PS/L、トルクが1.70kgm/0.124Lで13.6kgm/Lとなっています。これは二輪車に搭載されるエンジンの出力としてはかなり高い部類で、「これでもか!」というほどエンジンを搾り上げて究極のパワーを得ているエンジンだと言えそうです。

単気筒エンジンの最高出力ランキング

ストローク長が50.6mmであるF166型エンジンの場合、平均ピストンスピードは10000rpmのとき16.9m/sで、これは二輪車のエンジンとしては平均よりやや速い部類です。また上限を20.0m/sとしたときの最高回転数は11860rpmになります。

125cc以下の平均ピストンスピード ランキング

F166型エンジンのボアは56.0mmですので、エンジンの特性を大まかに決定づけるボアストローク比は0.90のショートストローク型(ストローク量がボア径より小さい)となり、排気量と気筒数が同一のロングストローク型に比べて、高回転域のキレが持ち味であるとされます。


ボアアップによる排気量増と圧縮比

ボア排気量圧縮比B/S比
56.0mm124.6cc
-
7.40.90
56.5mm126.9cc
[+2.3cc]
7.50.90
57.0mm129.1cc
[+4.5cc]
7.60.89
57.5mm131.4cc
[+6.8cc]
7.70.88
58.0mm133.7cc
[+9.1cc]
7.90.87
58.5mm136.0cc
[+11.4cc]
8.00.86
59.0mm138.3cc
[+13.7cc]
8.10.86

エンジンの排気量はボアとストローク、気筒数によって決まり、圧縮比は排気量と燃焼室容積によって決まります。

ここでは実際に可能かどうかは別として、純正ピストンの56.0mmから+0.5mm刻みで+3.0mmまでのオーバーサイズピストンを組むと、排気量がノーマルの124.6ccからどのように変化するかを調べてみました。

これを見るに、ピストン径が0.5mm大きくなると排気量が約2.3ccずつ大きくなり、+3.0mmの59.0mmまでボアアップすると138.3ccまで拡大(ノーマル比+11.0%)されます。

続いて燃焼室容積が19.5ccのまま変化しないと仮定したとき、ピストン径が+0.5mm大きくなるごとに圧縮比が7.4から約0.11ずつ高まっていき、同時にノッキングのリスクも高まっていきます。

125cc以下の圧縮比が高いバイク ランキング

ストローク長が50.6mmのままボアを広げていくと、ボアストローク比(B/S比)は0.90から次第に小さくなっていき、さらにショートストローク型の特性が強まって、高回転域で真価を発揮しやすい傾向になります。

※ナンバー付き車両でボアアップおよびストロークアップにより排気量を増大させた場合は、改造申請をして認可を受ける必要があります。また、せっかく排気量を増大させても、対応する免許を未取得であれば公道で乗ることができなくなりますのでご注意ください。


体重とパワーウェイトレシオのアヤシイ関係

PWR 6.36kg/PS | 450位/全839件
体重PWR増加
体重40kg8.18kg/PS+1.82kg
体重45kg8.41kg/PS+2.05kg
体重50kg8.64kg/PS+2.28kg
体重55kg8.86kg/PS+2.50kg
体重60kg9.09kg/PS+2.73kg
体重65kg9.32kg/PS+2.96kg
体重70kg9.55kg/PS+3.19kg
体重75kg9.77kg/PS+3.41kg
体重80kg10.00kg/PS+3.64kg
体重90kg10.45kg/PS+4.09kg
体重100kg10.91kg/PS+4.55kg

さて、自動車と同じくバイクにおいてもパワーウェイトレシオは速さの指標としてよく使われています。

自動車ではもともとの車重が重いので、人間が1人2人乗ったところで目が飛び出るほどには変わりませんが、自動車に比べて車重が軽く、最高出力も小さめなバイクとなると話は別です。

最高出力が22.0PSで車両重量が140kgであるRG125ガンマの場合、バイク単体では6.36kg/PSですが、たとえば車両総重量を決める際の基準である体重55kgの人が乗ると8.86kg/PS(+2.50kg)に、100kgの人では10.91kg/PS(+4.55kg)にまで悪化してしまいます。

同好の士と仲睦まじくサーキット走行しているとき、前に出てやろうと愛馬にムチを入れても埒が明かない。こんなときは「同じバイクのはずなのにどうも遅い…壊れてるんじゃあ…」などとバイクのせいにしたくなりますが、ちょっとお腹周りを眺めて見るとその答えが見つかりそうです。

PWRの優劣が速さの絶対的な指標ではありませんが、自動車のサイトで調べたパワーウェイトレシオの平均が9.52kg/PSでしたので、体重55kgの人が乗車した場合であっても自動車の平均を下回ります。街中で良く目にする平均的な自動車が相手であれば、十分に勝負が成立しそうです。


NF13A型RG125ガンマ 1995/10モデルの各種スペック詳細ページ

主要諸元
主要諸元と年間の維持費、燃費と航続距離

ギヤ比
ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤ
タイヤサイズ変更と加速力&最高速の変化

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さまざまな性能評価の数値と偏差値&順位
【エンジン編】同車名または同型式の車種一覧
ウルフ125
NF13A型
(1993/11)
22.0PS
1.70kgm
48.6km/L
44.5万円