ジェベル250XC 低車高仕様 | J425型249cc単気筒エンジンの性能とPWR [31PS/2.8kgm 1999年]

このページでは、ジェベル250XC [低車高仕様 1999/03]が搭載しているJ425型の単気筒249ccエンジンの諸元と出力、体重とパワーウェイトレシオの関係をシミュレーションしています。

J425型エンジンの各種諸元と性能曲線図

スズキ [ジェベル250XC]
SJ45A型 249cc [31PS/2.8kgm]
J425型エンジンの簡易性能曲線図
J425型エンジンの簡易性能曲線図
エンジン種類
排気量
単気筒
249cc
最高出力31PS
7000rpm馬力27.4PS
最大トルク2.8kgm
8500rpmトルク2.6kgm
リッター換算馬力124.3PS/L
リッター換算トルク11.2kgm/L
平均ピストン速度16.9m/s
Bore/Stroke比0.82

ここからはJ425型エンジンの諸元から見えてくる出力特性を調べてみます。

上の図は最高出力が発生する回転数でのトルクと最大トルク、最大トルクが発生する回転数での馬力と最高出力とを線で繋いで折れ線グラフにしただけの簡易的なエンジン性能曲線図です。

これでは中間域の具合や8500rpm以降の馬力、トルクの落ち込み加減を知ることはできませんが、7000rpmでの最大トルク発生後、回転が高まるにつれてトルクが極端に落ちるのか、それともなだらかに下降するのかを知るくらいには使えるかもしれません。

エンジンのパワーバンドを最大トルクの7000rpmから最高出力の8500rpmまでの1500rpm(比率では17.6%)とすると、二輪車のエンジンとしては標準的な広さで、低中高とバランスのよい優等生的な性質を予感させます。

パワーの出方としては、最大トルク2.8kgmを生じる7000rpmでは、最高出力の88.4%となる27.4PSを、最高出力31PSを生じる8500rpmでは、最大トルクの92.9%となる2.6kgmの出力を得られます。

排気量1リットルあたりの出力は馬力が31PS/0.249Lで124.3PS/L、トルクが2.8kgm/0.249Lで11.2kgm/Lとなっています。これは二輪車に搭載されるエンジンの出力としてはなかなか高い部類ですが、馬力一辺倒ではなく日常での使いやすさもある程度考慮されているエンジンだと言えそうです。

単気筒エンジンの最高出力ランキング

ストローク長が59.6mmであるJ425型エンジンの場合、平均ピストンスピードは8500rpmのとき16.9m/sで、これは二輪車のエンジンとしては平均よりやや速い部類です。また上限を20.0m/sとしたときの最高回転数は10070rpmになります。

250cc以下の平均ピストンスピード ランキング

J425型エンジンのボアは73.0mmですので、エンジンの特性を大まかに決定づけるボアストローク比は0.82のショートストローク型(ストローク量がボア径より小さい)となり、排気量と気筒数が同一のロングストローク型に比べて、高回転域のキレが持ち味であるとされます。


ボアアップによる排気量増と圧縮比

ボア排気量圧縮比B/S比
73.0mm249.4cc
-
10.40.82
73.5mm252.9cc
[+3.5cc]
10.50.81
74.0mm256.3cc
[+6.9cc]
10.70.81
74.5mm259.8cc
[+10.4cc]
10.80.80
75.0mm263.3cc
[+13.9cc]
10.90.79
75.5mm266.8cc
[+17.4cc]
11.10.79
76.0mm270.4cc
[+21.0cc]
11.20.78

エンジンの排気量はボアとストローク、気筒数によって決まり、圧縮比は排気量と燃焼室容積によって決まります。

ここでは実際に可能かどうかは別として、純正ピストンの73.0mmから+0.5mm刻みで+3.0mmまでのオーバーサイズピストンを組むと、排気量がノーマルの249.4ccからどのように変化するかを調べてみました。

これを見るに、ピストン径が0.5mm大きくなると排気量が約3.5ccずつ大きくなり、+3.0mmの76.0mmまでボアアップすると270.4ccまで拡大(ノーマル比+8.4%)されます。

続いて燃焼室容積が26.5ccのまま変化しないと仮定したとき、ピストン径が+0.5mm大きくなるごとに圧縮比が10.4から約0.14ずつ高まっていき、同時にノッキングのリスクも高まっていきます。

250cc以下の圧縮比が高いバイク ランキング

ストローク長が59.6mmのままボアを広げていくと、ボアストローク比(B/S比)は0.82から次第に小さくなっていき、元よりショートストローク型だった特性がさらに強まって、高回転スペシャルの様相を呈してきます。

※ナンバー付き車両でボアアップおよびストロークアップにより排気量を増大させた場合は、改造申請をして認可を受ける必要があります。また、せっかく排気量を増大させても、対応する免許を未取得であれば公道で乗ることができなくなりますのでご注意ください。


体重とパワーウェイトレシオのアヤシイ関係

PWR 4.42kg/PS | 312位/全839件
体重PWR増加
体重40kg5.71kg/PS+1.29kg
体重45kg5.87kg/PS+1.45kg
体重50kg6.03kg/PS+1.61kg
体重55kg6.19kg/PS+1.77kg
体重60kg6.35kg/PS+1.93kg
体重65kg6.52kg/PS+2.10kg
体重70kg6.68kg/PS+2.26kg
体重75kg6.84kg/PS+2.42kg
体重80kg7.00kg/PS+2.58kg
体重90kg7.32kg/PS+2.90kg
体重100kg7.65kg/PS+3.23kg

さて、自動車と同じくバイクにおいてもパワーウェイトレシオは速さの指標としてよく使われています。

自動車ではもともとの車重が重いので、人間が1人2人乗ったところで目が飛び出るほどには変わりませんが、自動車に比べて車重が軽く、最高出力も小さめなバイクとなると話は別です。

最高出力が31PSで車両重量が137kgであるジェベル250XCの場合、バイク単体では4.42kg/PSですが、たとえば車両総重量を決める際の基準である体重55kgの人が乗ると6.19kg/PS(+1.77kg)に、100kgの人では7.65kg/PS(+3.23kg)にまで悪化してしまいます。

同好の士と仲睦まじくサーキット走行しているとき、前に出てやろうと愛馬にムチを入れても埒が明かない。こんなときは「同じバイクのはずなのにどうも遅い…壊れてるんじゃあ…」などとバイクのせいにしたくなりますが、ちょっとお腹周りを眺めて見るとその答えが見つかりそうです。

PWRの優劣が速さの絶対的な指標ではありませんが、自動車のサイトで調べたパワーウェイトレシオの平均が9.52kg/PSでしたので、体重55kgの人が乗車した場合であっても自動車の平均を下回ります。スポーティな自動車と同じくらいか、やや上回る運動性能を誇ってると言えそうです。


SJ45A型ジェベル250XC 低車高仕様 1999/03モデルの各種スペック詳細ページ

主要諸元
主要諸元と年間の維持費、燃費と航続距離

ギヤ比
ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

No Data

通知表
さまざまな性能評価の数値と偏差値&順位
【エンジン編】同車名または同型式の車種一覧
DR250R
SJ45A型
(2000/02)
30PS
2.8kgm
47.0km/L
49.9万円
DR250R
[低車高仕様]
SJ45A型
(1998/02)
31PS
2.8kgm
47.0km/L
49.9万円
DR250R
SJ45A型
(1995/02)
31PS
2.8kgm
47.0km/L
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