このページでは、コレダ スクランブラー [1998/05モデル]が搭載しているA185型の単気筒49ccエンジンの諸元と出力、体重とパワーウェイトレシオの関係をシミュレーションしています。
A185型エンジンの各種諸元と性能曲線図
スズキ [コレダ スクランブラー] LA13A型 49cc [4.5PS/0.56kgm] | |
A185型エンジンの簡易性能曲線図 | |
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エンジン種類 排気量 | 単気筒 49cc |
最高出力 | 4.5PS |
5000rpm馬力 | 3.9PS |
最大トルク | 0.56kgm |
6000rpmトルク | 0.54kgm |
リッター換算馬力 | 91.84PS/L |
リッター換算トルク | 11.43kgm/L |
50cc以下の1L換算馬力ランキング | |
50cc以下の1L換算トルクランキング |
ここからはA185型エンジンの諸元から見えてくる出力特性を調べてみます。
上の図は最高出力が発生する回転数でのトルクと最大トルク、最大トルクが発生する回転数での馬力と最高出力とを線で繋いで折れ線グラフにしただけの簡易的なエンジン性能曲線図です。
これでは中間域の具合や6000rpm以降の馬力、トルクの落ち込み加減を知ることはできませんが、5000rpmでの最大トルク発生後、回転が高まるにつれてトルクが極端に落ちるのか、それともなだらかに下降するのかを知るくらいには使えるかもしれません。
エンジンのパワーバンドを最大トルクの5000rpmから最高出力の6000rpmまでの1000rpm(比率では16.7%)とすると、二輪車のエンジンとしては標準的な広さで、低中高とバランスのよい優等生的な性質を予感させます。
パワーの出方としては、最大トルク0.56kgmを生じる5000rpmでは、最高出力の86.7%となる3.9PSを、最高出力4.5PSを生じる6000rpmでは、最大トルクの96.4%となる0.54kgmの出力を得られます。
排気量1リットルあたりの出力は馬力が4.5PS/0.049Lで91.84PS/L、トルクが0.56kgm/0.049Lで11.43kgm/Lとなっています。これは二輪車に搭載されるエンジンの出力としては標準的な部類で、そこそこのパワーがあり扱いやすさも申し分ない攻守のバランスに優れているエンジンだと言えそうです。
最高出力が高い 単気筒エンジンのバイク 排気量に関係なく、単気筒エンジン搭載のバイクを、最高出力(馬力)が大きいものから順番に並べたランキングです。 |
最高出力が高い 50ccクラスのバイク 排気量が50cc以下の範囲にあるバイクを、最高出力(馬力)が大きいものから順番に並べたランキングです。 |
最高回転数が高い 50ccクラスのバイク 排気量が50cc以下の範囲にあるバイクを、最高回転数(最高出力が発生する回転数)が高いものから順番に並べたランキングです。 |
体重とパワーウェイトレシオのアヤシイ関係
PWR 17.778kg/PS | 826位/全916件 | ||
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体重 | PWR | 増加 |
体重40kg | 26.667kg/PS | +8.889kg |
体重45kg | 27.778kg/PS | +10.000kg |
体重50kg | 28.889kg/PS | +11.111kg |
体重55kg | 30.000kg/PS | +12.222kg |
体重60kg | 31.111kg/PS | +13.333kg |
体重65kg | 32.222kg/PS | +14.444kg |
体重70kg | 33.333kg/PS | +15.555kg |
体重75kg | 34.444kg/PS | +16.666kg |
体重80kg | 35.556kg/PS | +17.778kg |
体重90kg | 37.778kg/PS | +20.000kg |
体重100kg | 40.000kg/PS | +22.222kg |
50cc以下のパワーウェイトレシオ |
さて、自動車と同じくバイクにおいてもパワーウェイトレシオは速さの指標としてよく使われています。
自動車ではもともとの車重が重いので、人間が1人2人乗ったところで目が飛び出るほどには変わりませんが、自動車に比べて車重が軽く、最高出力も小さめなバイクとなると話は別です。
最高出力が4.5PSで車両重量が80kgであるコレダ スクランブラーの場合、バイク単体では17.778kg/PSですが、たとえば車両総重量を決める際の基準である体重55kgの人が乗ると30.000kg/PS(+12.222kg)に、100kgの人では40.000kg/PS(+22.222kg)にまで悪化してしまいます。
同好の士と仲睦まじくサーキット走行しているとき、前に出てやろうと愛馬にムチを入れても埒が明かない。こんなときは「同じバイクのはずなのにどうも遅い…壊れてるんじゃあ…」などとバイクのせいにしたくなりますが、ちょっとお腹周りを眺めて見るとその答えが見つかりそうです。
PWRの優劣が速さの絶対的な指標ではありませんが、自動車のサイトで調べたパワーウェイトレシオの平均が9.52kg/PSでしたので、体重55kgの人が乗車している場合だと自動車の平均を上回ってしまいます。そこらを普通に走っているような自動車が相手でさえ、油断すれば後れを取ることになるかもしれません。
LA13A型コレダ スクランブラー 1998/05モデルの各種スペック詳細ページ | |||
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主要諸元 主要諸元と年間の維持費、燃費と航続距離 | No Data | No Data | 通知表 さまざまな性能評価の数値と偏差値&順位 |