バーグマン200 | H405型199cc単気筒エンジンの性能とPWR [18PS/1.6kgm 2017年]

このページでは、バーグマン200 [2017/04モデル]が搭載しているH405型の単気筒199ccエンジンの諸元と出力、体重とパワーウェイトレシオの関係をシミュレーションしています。

H405型エンジンの各種諸元と性能曲線図

スズキ [バーグマン200]
CH41A型 199cc [18PS/1.6kgm]
H405型エンジンの簡易性能曲線図
H405型エンジンの簡易性能曲線図
エンジン種類
排気量
単気筒
199cc
最高出力18PS
6000rpm馬力13.4PS
最大トルク1.6kgm
8000rpmトルク1.6kgm
リッター換算馬力90.1PS/L
リッター換算トルク8.0kgm/L
平均ピストン速度14.2m/s
Bore/Stroke比0.77

ここからはH405型エンジンの諸元から見えてくる出力特性を調べてみます。

上の図は最高出力が発生する回転数でのトルクと最大トルク、最大トルクが発生する回転数での馬力と最高出力とを線で繋いで折れ線グラフにしただけの簡易的なエンジン性能曲線図です。

これでは中間域の具合や8000rpm以降の馬力、トルクの落ち込み加減を知ることはできませんが、6000rpmでの最大トルク発生後、回転が高まるにつれてトルクが極端に落ちるのか、それともなだらかに下降するのかを知るくらいには使えるかもしれません。

エンジンのパワーバンドを最大トルクの6000rpmから最高出力の8000rpmまでの2000rpm(比率では25.0%)とすると、二輪車のエンジンとしては標準的な広さで、低中高とバランスのよい優等生的な性質を予感させます。

パワーの出方としては、最大トルク1.6kgmを生じる6000rpmでは、最高出力の74.4%となる13.4PSを、最高出力18PSを生じる8000rpmでは、最大トルクの100.0%となる1.6kgmの出力を得られます。

排気量1リットルあたりの出力は馬力が18PS/0.199Lで90.1PS/L、トルクが1.6kgm/0.199Lで8.0kgm/Lとなっています。これは二輪車に搭載されるエンジンの出力としては標準的な部類で、そこそこのパワーがあり扱いやすさも申し分ない攻守のバランスに優れているエンジンだと言えそうです。

単気筒エンジンの最高出力ランキング

ストローク長が53.4mmであるH405型エンジンの場合、平均ピストンスピードは8000rpmのとき14.2m/sで、これは二輪車のエンジンとしては一般的な速度の部類です。また上限を20.0m/sとしたときの最高回転数は11240rpmになります。

250cc以下の平均ピストンスピード ランキング

H405型エンジンのボアは69.0mmですので、エンジンの特性を大まかに決定づけるボアストローク比は0.77のショートストローク型(ストローク量がボア径より小さい)となり、排気量と気筒数が同一のロングストローク型に比べて、高回転域のキレが持ち味であるとされます。


ボアアップによる排気量増と圧縮比

ボア排気量圧縮比B/S比
69.0mm199.7cc
-
11.00.77
69.5mm202.6cc
[+2.9cc]
11.10.77
70.0mm205.5cc
[+5.8cc]
11.30.76
70.5mm208.4cc
[+8.7cc]
11.40.76
71.0mm211.4cc
[+11.7cc]
11.60.75
71.5mm214.4cc
[+14.7cc]
11.70.75
72.0mm217.4cc
[+17.7cc]
11.90.74

エンジンの排気量はボアとストローク、気筒数によって決まり、圧縮比は排気量と燃焼室容積によって決まります。

ここでは実際に可能かどうかは別として、純正ピストンの69.0mmから+0.5mm刻みで+3.0mmまでのオーバーサイズピストンを組むと、排気量がノーマルの199.7ccからどのように変化するかを調べてみました。

これを見るに、ピストン径が0.5mm大きくなると排気量が約2.9ccずつ大きくなり、+3.0mmの72.0mmまでボアアップすると217.4ccまで拡大(ノーマル比+8.9%)されます。

続いて燃焼室容積が20.0ccのまま変化しないと仮定したとき、ピストン径が+0.5mm大きくなるごとに圧縮比が11.0から約0.13ずつ高まっていき、同時にノッキングのリスクも高まっていきます。

250cc以下の圧縮比が高いバイク ランキング

ストローク長が53.4mmのままボアを広げていくと、ボアストローク比(B/S比)は0.77から次第に小さくなっていき、元よりショートストローク型だった特性がさらに強まって、高回転スペシャルの様相を呈してきます。

※ナンバー付き車両でボアアップおよびストロークアップにより排気量を増大させた場合は、改造申請をして認可を受ける必要があります。また、せっかく排気量を増大させても、対応する免許を未取得であれば公道で乗ることができなくなりますのでご注意ください。


体重とパワーウェイトレシオのアヤシイ関係

PWR 9.06kg/PS | 594位/全839件
体重PWR増加
体重40kg11.28kg/PS+2.22kg
体重45kg11.56kg/PS+2.50kg
体重50kg11.83kg/PS+2.77kg
体重55kg12.11kg/PS+3.05kg
体重60kg12.39kg/PS+3.33kg
体重65kg12.67kg/PS+3.61kg
体重70kg12.94kg/PS+3.88kg
体重75kg13.22kg/PS+4.16kg
体重80kg13.50kg/PS+4.44kg
体重90kg14.06kg/PS+5.00kg
体重100kg14.61kg/PS+5.55kg

さて、自動車と同じくバイクにおいてもパワーウェイトレシオは速さの指標としてよく使われています。

自動車ではもともとの車重が重いので、人間が1人2人乗ったところで目が飛び出るほどには変わりませんが、自動車に比べて車重が軽く、最高出力も小さめなバイクとなると話は別です。

最高出力が18PSで車両重量が163kgであるバーグマン200の場合、バイク単体では9.06kg/PSですが、たとえば車両総重量を決める際の基準である体重55kgの人が乗ると12.11kg/PS(+3.05kg)に、100kgの人では14.61kg/PS(+5.55kg)にまで悪化してしまいます。

同好の士と仲睦まじくサーキット走行しているとき、前に出てやろうと愛馬にムチを入れても埒が明かない。こんなときは「同じバイクのはずなのにどうも遅い…壊れてるんじゃあ…」などとバイクのせいにしたくなりますが、ちょっとお腹周りを眺めて見るとその答えが見つかりそうです。

PWRの優劣が速さの絶対的な指標ではありませんが、自動車のサイトで調べたパワーウェイトレシオの平均が9.52kg/PSでしたので、体重55kgの人が乗車している場合だと自動車の平均を上回ってしまいます。そこらを普通に走っているような自動車が相手でさえ、油断すれば後れを取ることになるかもしれません。


CH41A型バーグマン200 2017/04モデルの各種スペック詳細ページ

主要諸元
主要諸元と年間の維持費、燃費と航続距離

ギヤ比
ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤ
タイヤサイズ変更と加速力&最高速の変化

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さまざまな性能評価の数値と偏差値&順位
【エンジン編】同車名または同型式の車種一覧
バーグマン200
CH41A型
(2016/04)
19PS
1.7kgm
30.1km/L
52.4万円