バルカン1500 クラシック | 4MTのギヤ比と加速・最高速 [184km/h VNT50D型 1996年]

このページでは、バルカン1500 クラシック [1996/04モデル]が搭載している4MTのギヤ比(歯車比・減速比)と駆動力、エンジン回転数と最高速(トップスピード)との関係をシミュレーションしています。

ギヤ比(歯車比・減速比)と加速と最高速のステキな関係

カワサキ [バルカン1500 クラシック]
VNT50D型 1470cc [61PS/11.0kgm]
純正ギヤの繋がりイメージ
ギヤギヤ比Shift-up
回転数
100kmh
回転数
4700rpm
での速度
[速度差]
1速2.500
[9.932]
-816057.6
[ - ]
2速1.375
[5.463]
25904490104.8
[+47.2]
3速1.035
[4.112]
35403380139.2
[+34.4]
4速0.781
[3.103]
35502550184.4
[+45.2]
Fin3.973タイヤ外径646mm
レシオカバレッジ3.201

さて、VNT50D型バルカン1500 クラシックの変速機にはレシオカバレッジ3.201という、加速の力強さと最高速の伸びのバランス加減がほどよい4MTが採用されています。

これを速度の面から見てみると、1速ギヤ(2.500)の最高速57.6km/hから、最も高い4速ギヤ(0.781)の最高速184.4km/hまでの速度間(速度差は126.8km/h)を、2段のギヤで刻んで速度を上乗せしていく格好になります。

一覧表のギヤ比欄の下にある[]で囲まれた数値は、それぞれのギヤ比と一次減速比1.517および二次減速比2.619を掛けた総減速比を表記しています。

また「Shift-up回転数」は、たとえば1速ギヤで4700rpmまで回して2速ギヤにシフトアップした際に、1速ギヤと2速ギヤのステップ比(0.550)から考えると4700rpmから2590rpmまで落ちますよ、というものです。

ステップ比が大きくてシフトアップ後に回転が落ちすぎてしまい、パワーバンドを大きく外すような場合には、4700rpmより上まで回したほうが加速の雰囲気が良くなるでしょうし、逆の場合は早め早めのシフトアップが結果的に功を奏す、かもしれません。

最高出力が発生する4700rpmにおいて、最も高い4速ギヤのギヤ比0.781での速度は184.4km/h、時速100kmでの回転数は2550rpmになります。

最高速という視点で見ると、高速道路を走行するにしてもこんな速度が出せる必要はないのですが、裏を返せば巡航回転数を低く保てるということでもあります。不届き者を前にどれだけ血が滾ろうとも、逸る気持ちをぐっと抑えて大人の余裕を見せてあげましょう。

また、最高出力が発生する回転数の半分を少し上回るくらいの回転数で時速100kmが出るので、高速道路では「もう1段上のギヤがあったらなあ…」と思うことがあるかもしれません。

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巡航時の回転数を比較的簡単に下げる方法としては、タイヤの外径を大きくする(ファイナルギヤを高くするのと同じ効果)ことで劇的に!とはいきませんが、多少は下げることが可能です。


レブリミットと最高速|4700rpm以降の速度


3000
rpm
4700
rpm
5200
rpm
5600
rpm
6100
rpm
1速36.857.663.768.774.8
2速66.9104.8115.9124.8136.0
3速88.8139.2154.0165.8180.6
4速117.7184.4204.1219.8239.4
PS9.014.115.616.818.3

最高速度に大きく関係するのは最高出力ですが、ギヤ比とタイヤ径、そしてエンジン回転数を抜きにして語ることはできません。

エンジンのレブリミット(何回転まで回るのか)については、エンジンの仕様や制御方法によりけりで多種多様すぎますので、ここでは単純に最高出力が発生する4700rpmを基準として、1割増の5200rpm、2割増の5600rpm、3割増の6100rpmまで回ったとしたら、このくらいの速度になりますよ、という一覧表を作ってみました。(3000rpmは最大トルク発生回転数)

※エンジンのレブリミットは最高出力が発生する4700rpmより若干高い回転数に設定されますが、エンジンの出力は4700rpmをピークとして以降は低下する一方ですので、4700rpm以降も加速できるかどうかは未知数です。実際の最高速は走行抵抗と出力が釣り合った時点の速度になります。

オレンジ色に着色してある欄には、それぞれの回転数での平均ピストン速度を記してあります。この速度はエンジンの回転数上限を左右する要素のひとつとされ、4700rpmでの14.1m/sから回転数が増すごとに速くなり、6100rpmでは18.3m/sになります。


巡航時によくある速度での回転数

ギヤ40kmh60kmh80kmh100kmh120kmh
1速32604890653081609790
2速17902690359044905380
3速13502030270033804050
4速10201530204025503060

ここでは1速から4速までのそれぞれのギヤごとに、それぞれの速度でどのくらいエンジンが回っているのかを調べてみます。

4速ギヤの場合、40km/hでは1020rpm、60km/hでは1530rpm、高速道路によくある80km/hでは2040rpm、100km/hでは2550rpm、制限速度が120km/hになると3060rpmまで回す必要が生じます。

ちなみに、エンジン出力と回転数、ギヤ比が深く関係するので到達できる車種は限られますが、スピードリミッターが働く180km/hでは4590rpm、さらに車種は限られますが300km/hでは7640rpmまで回ります。


3000rpmと4700rpmの駆動力とトルクウェイトレシオ

最大トルク11.0kgm|車両重量313kg
ギヤ3000rpm
駆動力とTWR
4700rpm
駆動力とTWR
差分
1速338.3kgm
[0.93kg/kgm]
286.0kgm
[1.09kg/kgm]
-52.3
[+0.16]
2速186.0kgm
[1.68kg/kgm]
157.3kgm
[1.99kg/kgm]
-28.7
[+0.31]
3速140.0kgm
[2.24kg/kgm]
118.4kgm
[2.64kg/kgm]
-21.6
[+0.40]
4速105.7kgm
[2.96kg/kgm]
89.3kgm
[3.51kg/kgm]
-16.4
[+0.55]
PWR6.79kg/PS5.13kg/PS-1.66

エンジンから発生する最大トルク11.0kgmは、ギヤを介して減速する(回転数を落とす)ことで、まるで倍々ゲームのごとく増大して最終的には元の何十倍、何百倍にもなります。

たとえば1速ギヤの場合、エンジンの軸トルク11.0kgmが1速ギヤを介して2.500倍に、さらに一次減速比と二次減速比で3.973倍に、そしてこれをタイヤの半径で割ると最終的な駆動力は338.3kgmになるという寸法です。

このエンジンは4700rpmで61PSを発生しますから、その時点での軸トルクは9.3kgm、同じ要領で計算すると最終的には286.0kgmになります。

基本的にはこの数値が大きいほど地面を蹴って進もうとする力が強く、3000rpmと4700rpmとの落差が小さいほど高回転域でのトルクの低下が少ない、つまり加速感が持続すると言えるかもしれません。

[]内の数値は、最大トルク発生時(11.0kgm/3000rpm)での各ギヤの駆動力を、車両重量の313kgで割ったトルクウェイトレシオで、最小は1速ギヤの0.93kg/kgmとなっています。

この0.93kg/kgmという数値はシグナルスタートで負けるほうが珍しいほどの加速性能に愛着は深まり、きっと「このバイクに乗っていて良かった!」と思わせてくれることでしょう。

ちなみに、自動車のサイトで集計した1速ギヤTWRの平均が1.60kg/kgmでしたので、(少なくとも1速ギヤが吹け切るまでは)並大抵の自動車では太刀打ちできないものと思われます。


VNT50D型バルカン1500 クラシック 1996/04モデルの各種スペック詳細ページ

主要諸元
主要諸元と年間の維持費、燃費と航続距離

エンジン
エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

タイヤ
タイヤサイズ変更と加速力&最高速の変化

通知表
さまざまな性能評価の数値と偏差値&順位
【ギヤ比編】同車名または同型式の車種一覧
バルカン1500 ミーンストリーク
VNT50P型
(2001/09)
64PS
11.0kgm
26.0km/L
108.0万円
バルカン1500 クラシック Fi
VNT50J型
(2000/03)
63PS
11.5kgm
28.0km/L
108.0万円
バルカン1500 クラシックツアラー Fi
VNT50G型
(2000/03)
63PS
11.5kgm
27.0km/L
108.0万円
バルカン1500 ドリフター
VNT50J型
(1999/03)
63PS
11.2kgm
28.0km/L
108.0万円
バルカン1500 クラシックツアラー
VNT50G型
(1998/02)
61PS
11.0kgm
33.0km/L
108.0万円