Ninja H2 SX | ZXT00NE型998cc直列4気筒エンジンの性能とPWR [200PS/14.0kgm 2018年]

このページでは、Ninja H2 SX [2018/03モデル]が搭載しているZXT00NE型の直列4気筒998ccエンジンの諸元と出力、体重とパワーウェイトレシオの関係をシミュレーションしています。

ZXT00NE型エンジンの各種諸元と性能曲線図

カワサキ [Ninja H2 SX]
ZXT02A型 998cc [200PS/14.0kgm]
ZXT00NE型エンジンの簡易性能曲線図
ZXT00NE型エンジンの簡易性能曲線図
エンジン種類
排気量
直列4気筒
998cc
最高出力200PS
9500rpm馬力185.7PS
最大トルク14.0kgm
11000rpmトルク13.0kgm
リッター換算馬力200.4PS/L
リッター換算トルク14.0kgm/L
単気筒容積249.5cc
1気筒あたり馬力50.0PS
1気筒あたりトルク3.5kgm
平均ピストン速度20.2m/s
Bore/Stroke比0.72

ここからはZXT00NE型エンジンの諸元から見えてくる出力特性を調べてみます。

上の図は最高出力が発生する回転数でのトルクと最大トルク、最大トルクが発生する回転数での馬力と最高出力とを線で繋いで折れ線グラフにしただけの簡易的なエンジン性能曲線図です。

これでは中間域の具合や11000rpm以降の馬力、トルクの落ち込み加減を知ることはできませんが、9500rpmでの最大トルク発生後、回転が高まるにつれてトルクが極端に落ちるのか、それともなだらかに下降するのかを知るくらいには使えるかもしれません。

エンジンのパワーバンドを最大トルクの9500rpmから最高出力の11000rpmまでの1500rpm(比率では13.6%)とすると、やや狭いながらも高回転をキープしてスイスイ走る楽しさを味わえそうな雰囲気です。

パワーの出方としては、最大トルク14.0kgmを生じる9500rpmでは、最高出力の92.8%となる185.7PSを、最高出力200PSを生じる11000rpmでは、最大トルクの92.9%となる13.0kgmの出力を得られます。

排気量1リットルあたりの出力は馬力が200PS/0.998Lで200.4PS/L、トルクが14.0kgm/0.998Lで14.0kgm/Lとなっています。これは二輪車に搭載されるエンジンの出力としてはかなり高い部類で、「これでもか!」というほどエンジンを搾り上げて究極のパワーを得ているエンジンだと言えそうです。

ちなみに、直列4気筒998ccエンジンの単気筒容積は249.5ccで、この排気量を持った各気筒それぞれが50.0PS、3.5kgmを発生させています。

直列4気筒エンジンの最高出力ランキング

ストローク長が55.0mmであるZXT00NE型エンジンの場合、平均ピストンスピードは11000rpmのとき20.2m/sで、これは二輪車のエンジンとしてはかなり高速で上下運動している部類です。また上限を20.0m/sとしたときの最高回転数は10910rpmになります。

1000cc以下の平均ピストンスピード ランキング

ZXT00NE型エンジンのボアは76.0mmですので、エンジンの特性を大まかに決定づけるボアストローク比は0.72のショートストローク型(ストローク量がボア径より小さい)となり、排気量と気筒数が同一のロングストローク型に比べて、高回転域のキレが持ち味であるとされます。


ボアアップによる排気量増と圧縮比

ボア排気量圧縮比B/S比
76.0mm998.0cc
-
11.20.72
76.5mm1011.2cc
[+13.2cc]
11.30.72
77.0mm1024.4cc
[+26.4cc]
11.50.71
77.5mm1037.8cc
[+39.8cc]
11.60.71
78.0mm1051.2cc
[+53.2cc]
11.70.71
78.5mm1064.7cc
[+66.7cc]
11.90.70
79.0mm1078.3cc
[+80.3cc]
12.00.70

エンジンの排気量はボアとストローク、気筒数によって決まり、圧縮比は排気量と燃焼室容積によって決まります。

ここでは実際に可能かどうかは別として、純正ピストンの76.0mmから+0.5mm刻みで+3.0mmまでのオーバーサイズピストンを組むと、排気量がノーマルの998.0ccからどのように変化するかを調べてみました。

これを見るに、ピストン径が0.5mm大きくなると排気量が約13.2ccずつ大きくなり、+3.0mmの79.0mmまでボアアップすると1078.3ccまで拡大(ノーマル比+8.0%)されます。

続いて燃焼室容積が24.5ccのまま変化しないと仮定したとき、ピストン径が+0.5mm大きくなるごとに圧縮比が11.2から約0.12ずつ高まっていき、同時にノッキングのリスクも高まっていきます。

1000cc以下の圧縮比が高いバイク ランキング

ストローク長が55.0mmのままボアを広げていくと、ボアストローク比(B/S比)は0.72から次第に小さくなっていき、元よりショートストローク型だった特性がさらに強まって、高回転スペシャルの様相を呈してきます。

※ナンバー付き車両でボアアップおよびストロークアップにより排気量を増大させた場合は、改造申請をして認可を受ける必要があります。また、せっかく排気量を増大させても、対応する免許を未取得であれば公道で乗ることができなくなりますのでご注意ください。


体重とパワーウェイトレシオのアヤシイ関係

PWR 1.28kg/PS | 11位/全839件
体重PWR増加
体重40kg1.48kg/PS+0.20kg
体重45kg1.50kg/PS+0.22kg
体重50kg1.53kg/PS+0.25kg
体重55kg1.55kg/PS+0.27kg
体重60kg1.58kg/PS+0.30kg
体重65kg1.60kg/PS+0.32kg
体重70kg1.63kg/PS+0.35kg
体重75kg1.66kg/PS+0.38kg
体重80kg1.68kg/PS+0.40kg
体重90kg1.73kg/PS+0.45kg
体重100kg1.78kg/PS+0.50kg

さて、自動車と同じくバイクにおいてもパワーウェイトレシオは速さの指標としてよく使われています。

自動車ではもともとの車重が重いので、人間が1人2人乗ったところで目が飛び出るほどには変わりませんが、自動車に比べて車重が軽く、最高出力も小さめなバイクとなると話は別です。

最高出力が200PSで車両重量が256kgであるNinja H2 SXの場合、バイク単体では1.28kg/PSですが、たとえば車両総重量を決める際の基準である体重55kgの人が乗ると1.55kg/PS(+0.27kg)に、100kgの人では1.78kg/PS(+0.50kg)にまで悪化してしまいます。

同好の士と仲睦まじくサーキット走行しているとき、前に出てやろうと愛馬にムチを入れても埒が明かない。こんなときは「同じバイクのはずなのにどうも遅い…壊れてるんじゃあ…」などとバイクのせいにしたくなりますが、ちょっとお腹周りを眺めて見るとその答えが見つかりそうです。

PWRの優劣が速さの絶対的な指標ではありませんが、自動車のサイトで調べたパワーウェイトレシオの平均が9.52kg/PSでしたので、体重55kgの人が乗車した場合であっても自動車の平均を遥かに下回ります。それどころか運動性能に特化したスポーツカー、スーパーカーを相手に堂々の立ち回りができそうです。


ZXT02A型Ninja H2 SX 2018/03モデルの各種スペック詳細ページ

主要諸元
主要諸元と年間の維持費、燃費と航続距離

ギヤ比
ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤ
タイヤサイズ変更と加速力&最高速の変化

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199.8万円
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-
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