CBR650F | RC83E型648cc直列4気筒エンジンの性能とPWR [90PS/6.5kgm 2017年]

このページでは、CBR650F [2017/04モデル]が搭載しているRC83E型の直列4気筒648ccエンジンの諸元と出力、体重とパワーウェイトレシオの関係をシミュレーションしています。

RC83E型エンジンの各種諸元と性能曲線図

ホンダ [CBR650F]
RC83型 648cc [90PS/6.5kgm]
RC83E型エンジンの簡易性能曲線図
RC83E型エンジンの簡易性能曲線図
エンジン種類
排気量
直列4気筒
648cc
最高出力90PS
8000rpm馬力72.6PS
最大トルク6.5kgm
11000rpmトルク5.9kgm
リッター換算馬力138.7PS/L
リッター換算トルク10.0kgm/L
単気筒容積162.2cc
1気筒あたり馬力22.5PS
1気筒あたりトルク1.6kgm
平均ピストン速度16.9m/s
Bore/Stroke比0.69

ここからはRC83E型エンジンの諸元から見えてくる出力特性を調べてみます。

上の図は最高出力が発生する回転数でのトルクと最大トルク、最大トルクが発生する回転数での馬力と最高出力とを線で繋いで折れ線グラフにしただけの簡易的なエンジン性能曲線図です。

これでは中間域の具合や11000rpm以降の馬力、トルクの落ち込み加減を知ることはできませんが、8000rpmでの最大トルク発生後、回転が高まるにつれてトルクが極端に落ちるのか、それともなだらかに下降するのかを知るくらいには使えるかもしれません。

エンジンのパワーバンドを最大トルクの8000rpmから最高出力の11000rpmまでの3000rpm(比率では27.3%)とすると、どちらかというと広めのパワーバンドで扱いやすい傾向にありそうな雰囲気です。

パワーの出方としては、最大トルク6.5kgmを生じる8000rpmでは、最高出力の80.7%となる72.6PSを、最高出力90PSを生じる11000rpmでは、最大トルクの90.8%となる5.9kgmの出力を得られます。

排気量1リットルあたりの出力は馬力が90PS/0.648Lで138.7PS/L、トルクが6.5kgm/0.648Lで10.0kgm/Lとなっています。これは二輪車に搭載されるエンジンの出力としてはかなり高い部類で、「これでもか!」というほどエンジンを搾り上げて究極のパワーを得ているエンジンだと言えそうです。

ちなみに、直列4気筒648ccエンジンの単気筒容積は162.2ccで、この排気量を持った各気筒それぞれが22.5PS、1.6kgmを発生させています。

直列4気筒エンジンの最高出力ランキング

ストローク長が46.0mmであるRC83E型エンジンの場合、平均ピストンスピードは11000rpmのとき16.9m/sで、これは二輪車のエンジンとしては平均よりやや速い部類です。また上限を20.0m/sとしたときの最高回転数は13040rpmになります。

750cc以下の平均ピストンスピード ランキング

RC83E型エンジンのボアは67.0mmですので、エンジンの特性を大まかに決定づけるボアストローク比は0.69のショートストローク型(ストローク量がボア径より小さい)となり、排気量と気筒数が同一のロングストローク型に比べて、高回転域のキレが持ち味であるとされます。


ボアアップによる排気量増と圧縮比

ボア排気量圧縮比B/S比
67.0mm648.7cc
-
11.40.69
67.5mm658.4cc
[+9.7cc]
11.60.68
68.0mm668.2cc
[+19.5cc]
11.70.68
68.5mm678.1cc
[+29.4cc]
11.90.67
69.0mm688.0cc
[+39.3cc]
12.00.67
69.5mm698.0cc
[+49.3cc]
12.20.66
70.0mm708.1cc
[+59.4cc]
12.30.66

エンジンの排気量はボアとストローク、気筒数によって決まり、圧縮比は排気量と燃焼室容積によって決まります。

ここでは実際に可能かどうかは別として、純正ピストンの67.0mmから+0.5mm刻みで+3.0mmまでのオーバーサイズピストンを組むと、排気量がノーマルの648.7ccからどのように変化するかを調べてみました。

これを見るに、ピストン径が0.5mm大きくなると排気量が約9.7ccずつ大きくなり、+3.0mmの70.0mmまでボアアップすると708.1ccまで拡大(ノーマル比+9.2%)されます。

続いて燃焼室容積が15.6ccのまま変化しないと仮定したとき、ピストン径が+0.5mm大きくなるごとに圧縮比が11.4から約0.15ずつ高まっていき、同時にノッキングのリスクも高まっていきます。

750cc以下の圧縮比が高いバイク ランキング

ストローク長が46.0mmのままボアを広げていくと、ボアストローク比(B/S比)は0.69から次第に小さくなっていき、元よりショートストローク型だった特性がさらに強まって、高回転スペシャルの様相を呈してきます。

※ナンバー付き車両でボアアップおよびストロークアップにより排気量を増大させた場合は、改造申請をして認可を受ける必要があります。また、せっかく排気量を増大させても、対応する免許を未取得であれば公道で乗ることができなくなりますのでご注意ください。


体重とパワーウェイトレシオのアヤシイ関係

PWR 2.37kg/PS | 69位/全839件
体重PWR増加
体重40kg2.81kg/PS+0.44kg
体重45kg2.87kg/PS+0.50kg
体重50kg2.92kg/PS+0.55kg
体重55kg2.98kg/PS+0.61kg
体重60kg3.03kg/PS+0.66kg
体重65kg3.09kg/PS+0.72kg
体重70kg3.14kg/PS+0.77kg
体重75kg3.20kg/PS+0.83kg
体重80kg3.26kg/PS+0.89kg
体重90kg3.37kg/PS+1.00kg
体重100kg3.48kg/PS+1.11kg

さて、自動車と同じくバイクにおいてもパワーウェイトレシオは速さの指標としてよく使われています。

自動車ではもともとの車重が重いので、人間が1人2人乗ったところで目が飛び出るほどには変わりませんが、自動車に比べて車重が軽く、最高出力も小さめなバイクとなると話は別です。

最高出力が90PSで車両重量が213kgであるCBR650Fの場合、バイク単体では2.37kg/PSですが、たとえば車両総重量を決める際の基準である体重55kgの人が乗ると2.98kg/PS(+0.61kg)に、100kgの人では3.48kg/PS(+1.11kg)にまで悪化してしまいます。

同好の士と仲睦まじくサーキット走行しているとき、前に出てやろうと愛馬にムチを入れても埒が明かない。こんなときは「同じバイクのはずなのにどうも遅い…壊れてるんじゃあ…」などとバイクのせいにしたくなりますが、ちょっとお腹周りを眺めて見るとその答えが見つかりそうです。

PWRの優劣が速さの絶対的な指標ではありませんが、自動車のサイトで調べたパワーウェイトレシオの平均が9.52kg/PSでしたので、体重55kgの人が乗車した場合であっても自動車の平均を遥かに下回ります。それどころか運動性能に特化したスポーツカー、スーパーカーを相手に堂々の立ち回りができそうです。


RC83型CBR650F 2017/04モデルの各種スペック詳細ページ

主要諸元
主要諸元と年間の維持費、燃費と航続距離

ギヤ比
ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速

タイヤ
タイヤサイズ変更と加速力&最高速の変化

通知表
さまざまな性能評価の数値と偏差値&順位
【エンジン編】同車名または同型式の車種一覧
CB650F
RC83型
(2017/04)
90PS
6.5kgm
21.4km/L
99.9万円
CBR650F
RC83型
(2014/04)
83PS
6.4kgm
22.2km/L
99.9万円
CB650F
RC83型
(2014/04)
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