CB1300SB Super-Boldor | 6MTのギヤ比と加速・最高速 [235km/h SC54型 2016年]

このページでは、CB1300SB [Super-Boldor 2016/03]が搭載している6MTのギヤ比(歯車比・減速比)と駆動力、エンジン回転数と最高速(トップスピード)との関係をシミュレーションしています。

ギヤ比(歯車比・減速比)と加速と最高速のステキな関係

ホンダ [CB1300SB]
SC54型 1284cc [100PS/11.7kgm]
純正ギヤの繋がりイメージ
ギヤギヤ比Shift-up
回転数
100kmh
回転数
7000rpm
での速度
[速度差]
1速3.083
[11.318]
-953073.5
[ - ]
2速1.941
[7.125]
44106000116.7
[+43.2]
3速1.478
[5.426]
53304570153.2
[+36.5]
4速1.240
[4.552]
58703830182.6
[+29.4]
5速1.074
[3.943]
60603320210.8
[+28.2]
6速0.964
[3.539]
62902980234.9
[+24.1]
Fin3.671タイヤ外径630mm
レシオカバレッジ3.198

さて、SC54型CB1300SBの変速機にはレシオカバレッジ3.198という、加速の力強さと最高速の伸びのバランス加減がほどよい6MTが採用されています。

これを速度の面から見てみると、1速ギヤ(3.083)の最高速73.5km/hから、最も高い6速ギヤ(0.964)の最高速234.9km/hまでの速度間(速度差は161.4km/h)を、4段のギヤで刻んで速度を上乗せしていく格好になります。

一覧表のギヤ比欄の下にある[]で囲まれた数値は、それぞれのギヤ比と一次減速比1.652および二次減速比2.222を掛けた総減速比を表記しています。

また「Shift-up回転数」は、たとえば1速ギヤで7000rpmまで回して2速ギヤにシフトアップした際に、1速ギヤと2速ギヤのステップ比(0.630)から考えると7000rpmから4410rpmまで落ちますよ、というものです。

ステップ比が大きくてシフトアップ後に回転が落ちすぎてしまい、パワーバンドを大きく外すような場合には、7000rpmより上まで回したほうが加速の雰囲気が良くなるでしょうし、逆の場合は早め早めのシフトアップが結果的に功を奏す、かもしれません。

最高出力が発生する7000rpmにおいて、最も高い6速ギヤのギヤ比0.964での速度は234.9km/h、時速100kmでの回転数は2980rpmになります。

最高速という視点で見ると、高速道路を走行するにしてもこんな速度が出せる必要はないのですが、裏を返せば巡航回転数を低く保てるということでもあります。不届き者を前にどれだけ血が滾ろうとも、逸る気持ちをぐっと抑えて大人の余裕を見せてあげましょう。

また、最高出力が発生する回転数の半分を少し下回るくらいの回転数で時速100kmが出せるので、高すぎず低すぎもしないストレスフリーな高速クルージングが可能となりそうです。

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巡航時の回転数を比較的簡単に下げる方法としては、タイヤの外径を大きくする、またはフロントスプロケットの歯数を18丁から増やす、もしくはリヤスプロケットの歯数を40丁より減らすという方法があります。


レブリミットと最高速|7000rpm以降の速度


5500
rpm
7000
rpm
7700
rpm
8400
rpm
9100
rpm
1速57.773.580.888.195.5
2速91.7116.7128.3140.0151.7
3速120.4153.2168.5183.9199.2
4速143.5182.6200.9219.1237.4
5速165.7210.8231.9253.0274.1
6速184.6234.9258.4281.9305.4
PS12.315.717.218.820.4

最高速度に大きく関係するのは最高出力ですが、ギヤ比とタイヤ径、そしてエンジン回転数を抜きにして語ることはできません。

エンジンのレブリミット(何回転まで回るのか)については、エンジンの仕様や制御方法によりけりで多種多様すぎますので、ここでは単純に最高出力が発生する7000rpmを基準として、1割増の7700rpm、2割増の8400rpm、3割増の9100rpmまで回ったとしたら、このくらいの速度になりますよ、という一覧表を作ってみました。(5500rpmは最大トルク発生回転数)

※エンジンのレブリミットは最高出力が発生する7000rpmより若干高い回転数に設定されますが、エンジンの出力は7000rpmをピークとして以降は低下する一方ですので、7000rpm以降も加速できるかどうかは未知数です。実際の最高速は走行抵抗と出力が釣り合った時点の速度になります。

オレンジ色に着色してある欄には、それぞれの回転数での平均ピストン速度を記してあります。この速度はエンジンの回転数上限を左右する要素のひとつとされ、7000rpmでの15.7m/sから回転数が増すごとに速くなり、9100rpmでは20.4m/sになります。


巡航時によくある速度での回転数

ギヤ40kmh60kmh80kmh100kmh120kmh
1速381057207620953011440
2速24003600480060007200
3速18302740366045705480
4速15302300307038304600
5速13301990266033203980
6速11901790238029803580

ここでは1速から6速までのそれぞれのギヤごとに、それぞれの速度でどのくらいエンジンが回っているのかを調べてみます。

6速ギヤの場合、40km/hでは1190rpm、60km/hでは1790rpm、高速道路によくある80km/hでは2380rpm、100km/hでは2980rpm、制限速度が120km/hになると3580rpmまで回す必要が生じます。

ちなみに、エンジン出力と回転数、ギヤ比が深く関係するので到達できる車種は限られますが、スピードリミッターが働く180km/hでは5360rpm、さらに車種は限られますが300km/hでは8940rpmまで回ります。


5500rpmと7000rpmの駆動力とトルクウェイトレシオ

最大トルク11.7kgm|車両重量273kg
ギヤ5500rpm
駆動力とTWR
7000rpm
駆動力とTWR
差分
1速420.3kgm
[0.65kg/kgm]
366.5kgm
[0.74kg/kgm]
-53.8
[+0.09]
2速264.6kgm
[1.03kg/kgm]
230.7kgm
[1.18kg/kgm]
-33.9
[+0.15]
3速201.5kgm
[1.35kg/kgm]
175.7kgm
[1.55kg/kgm]
-25.8
[+0.20]
4速169.1kgm
[1.61kg/kgm]
147.4kgm
[1.85kg/kgm]
-21.7
[+0.24]
5速146.4kgm
[1.86kg/kgm]
127.7kgm
[2.14kg/kgm]
-18.7
[+0.28]
6速131.4kgm
[2.08kg/kgm]
114.6kgm
[2.38kg/kgm]
-16.8
[+0.30]
PWR3.04kg/PS2.73kg/PS-0.31

エンジンから発生する最大トルク11.7kgmは、ギヤを介して減速する(回転数を落とす)ことで、まるで倍々ゲームのごとく増大して最終的には元の何十倍、何百倍にもなります。

たとえば1速ギヤの場合、エンジンの軸トルク11.7kgmが1速ギヤを介して3.083倍に、さらに一次減速比と二次減速比で3.671倍に、そしてこれをタイヤの半径で割ると最終的な駆動力は420.3kgmになるという寸法です。

このエンジンは7000rpmで100PSを発生しますから、その時点での軸トルクは10.2kgm、同じ要領で計算すると最終的には366.5kgmになります。

基本的にはこの数値が大きいほど地面を蹴って進もうとする力が強く、5500rpmと7000rpmとの落差が小さいほど高回転域でのトルクの低下が少ない、つまり加速感が持続すると言えるかもしれません。

[]内の数値は、最大トルク発生時(11.7kgm/5500rpm)での各ギヤの駆動力を、車両重量の273kgで割ったトルクウェイトレシオで、最小は1速ギヤの0.65kg/kgmとなっています。

この0.65kg/kgmという数値はシグナルスタートで負けるほうが珍しいほどの加速性能に愛着は深まり、きっと「このバイクに乗っていて良かった!」と思わせてくれることでしょう。

ちなみに、自動車のサイトで集計した1速ギヤTWRの平均が1.60kg/kgmでしたので、その道では名の知れたスポーツカーであっても、一瞬にして点にしてしまう猛烈な加速が期待できます。


前後スプロケットと加速力および最高速の熱烈な関係

ここからは部品があるかどうか、装着できるかどうかは度外視して、前後のスプロケットの歯数(丁数とも)を変更することで時速100kmでの回転数や、最も高いギヤ比における7000rpmでの速度、1速ギヤでの最大駆動力がどのように変化するかを調べてみます。

フロントスプロケット(ドライブスプロケット)を変更

フロントスプロケット(18丁)の歯数を変更

歯数

歯数
100kmh
回転数
[rpm]
7000rpm
最高速
[km/h]
1速最大
駆動力
[kgm]
15丁40丁3580195.7504.5
16丁3350208.8472.9
17丁3160221.8445.1
18丁2980234.9420.3
19丁2820248.0398.2
20丁2680261.0378.3
21丁2550274.0360.4
前スプロケ歯数と各ギヤの最高速度
ギヤ17丁18丁19丁20丁
1速69.473.577.581.6
2速110.2116.7123.2129.6
3速144.7153.2161.7170.2
4速172.5182.6192.8202.9
5速199.1210.8222.6234.3
6速221.8234.9248.0261.0

SC54型CB1300SBのフロントスプロケットは18丁ですので、これを3丁少ない15丁から3丁多い21丁まで変化させてみました。

ノーマルの18丁では時速100kmでの回転数が2980rpm、7000rpmでの速度が234.9km/h、最大駆動力が420.3kgmとなっています。

そこから15丁に減らすとギヤ比は低くなる方向に傾き、回転数が3580rpmまで上昇、速度は195.7km/hまで低下、最大駆動力は504.5kgmに向上し、最高速と引き換えに加速力を手に入れる格好になります。

3丁増やすとギヤ比は高くなる方向に傾き、回転数は2550rpmに低下、速度は274.0km/hに上昇、最大駆動力は360.4kgmに下落し、今度は加速力と引き換えに最高速を手に入れる格好になります。

この場合、巡航回転数が下がり、最高速も大きくなり、燃費も向上しそうな点がいかにも魅力的ではありますが、うっかりエンジン特性や出力に見合わぬ高いギヤ比に設定してしまうと、特にゼロ発進時においてウンともスンとも言わない激烈な鈍足マシンに豹変しかねません。


リヤスプロケット(ドリブンスプロケット)を変更

リヤスプロケット(40丁)の歯数を変更

歯数

歯数
100kmh
回転数
[rpm]
7000rpm
最高速
[km/h]
1速最大
駆動力
[kgm]
18丁37丁2760253.9388.9
38丁2830247.3399.3
39丁2910240.9409.9
40丁2980234.9420.3
41丁3060229.1430.9
42丁3130223.7441.3
43丁3200218.5451.9
後スプロケ歯数と各ギヤの最高速度
ギヤ38丁39丁40丁41丁42丁
1速77.375.373.571.670.0
2速122.8119.6116.7113.8111.1
3速161.3157.1153.2149.4145.9
4速192.2187.3182.6178.1173.9
5速221.9216.2210.8205.7200.8
6速247.3240.9234.9229.1223.7

続いてリヤスプロケットの歯数を純正の40丁から変更した場合を見てみます。

リヤはフロントとは逆で、歯数を減らすことでギヤ比が高くなって最高速が伸び、増やすことでギヤ比が低くなって加速力が増していきます。

また、リヤはもともとの歯数が多いのでフロントの1丁ほどのインパクトはなく、1丁減らしたから、増やしたからといってもびっくりするほどには変わりません。

フロントを17丁にして加速重視か、19丁にして最高速重視かの大まかな方向性を決め、リヤの増減で微調整をする、あるいはフロントは18丁のままリヤの増減で味付けを変えるなど、スプロケット選びは考えるだけでもワクワクしてきて希望いっぱい夢いっぱいです。

※スプロケットの歯数を変更すると、車種によってはスピードメーターに誤差を生じる場合があります。メーター誤差が過大になると車検に合格しませんし、特に最高速が伸びる方向へのスプロケ交換においては、思わぬスピード違反切符に涙を流すことにも繋がりますのでご注意ください。


SC54型CB1300SB Super-Boldor 2016/03モデルの各種スペック詳細ページ

主要諸元
主要諸元と年間の維持費、燃費と航続距離

エンジン
エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ

タイヤ
タイヤサイズ変更と加速力&最高速の変化

通知表
さまざまな性能評価の数値と偏差値&順位
【ギヤ比編】同車名または同型式の車種一覧
CB1300SF
[Super-Four]
SC54型
(2017/10)
110PS
12.0kgm
16.8km/L
142.3万円
CB1300SB
[Super-Boldor]
SC54型
(2017/10)
110PS
12.0kgm
16.8km/L
142.3万円
CB1300SF
[Super-Four]
SC54型
(2016/03)
100PS
11.7kgm
17.2km/L
142.3万円
CB1300
[Super-Touring]
SC54型
(2009/12)
99PS
11.5kgm
25.5km/L
142.3万円
CB1300SB
[Super-Boldor]
SC54型
(2008/03)
100PS
11.6kgm
25.5km/L
142.3万円
CB1300SF
[Super-Four]
SC54型
(2008/03)
100PS
11.6kgm
25.5km/L
142.3万円